
「白カビチーズって、カマンベールしか知らない…」そんな方、けっこういませんか?
実は白カビチーズの世界、カマンベールはほんの入り口なんです。フランスだけでも数十種類もあって、それぞれに全然違う個性があります。クリーミーでミルキーなものから、きのこのような深い香りのもの、はちみつをかけたら最高なものまで——知れば知るほど沼にハマっていく、それが白カビチーズの魅力でしょう!
この記事では、白カビチーズの種類とおすすめ10選を、チーズ愛好家のチズが徹底解説します。初めて食べる方も、もっと深みにハマりたい本格派の方も、ぜひ最後まで読んでみてください。
📝 この記事のポイント
- 白カビチーズの基本と種類がわかる
- 初心者向け〜上級者向けのおすすめ10選を紹介
- 美味しい食べ方・ペアリングのコツがわかる
- 保存方法と食べ頃の見極め方もわかる
📋 目次
- 白カビチーズの種類と特徴を解説
- 白カビチーズのおすすめ10選を厳選
- 白カビチーズの美味しい食べ方とペアリング
- 白カビチーズの保存方法と選び方のコツ
白カビチーズの種類と特徴を解説

まずは白カビチーズってそもそも何?というところから始めましょう。知れば知るほど「なんて奥深いんだ!」と感動するはずです。
白カビチーズとは?表面の白いカビの正体
白カビチーズは、表面に白カビ(ペニシリウム・カメンベルティなど)を繁殖させて熟成させるチーズです。あの白くてふわふわした皮、正式には「表皮(白カビ層)」と言います。
「え、カビが生えてるの?食べても大丈夫?」と思う方もいますよね。大丈夫です!食用として管理・培養されたカビで、むしろこのカビこそがチーズを美味しく熟成させる立役者なんです。
白カビはチーズの外側から内側に向かって熟成を進めます。だから若いうちは表面だけがとろっと柔らかく、中はまだ少しぎゅっと締まっている状態。完熟すると中まで均一にとろりとクリーミーになります。この変化を楽しむのも白カビチーズの醍醐味でしょう!
熟成による風味と食感の変化
白カビチーズは、熟成度によって味わいがガラッと変わります。これが面白いところです。
| 熟成度 | 食感 | 風味 |
|---|---|---|
| 若め(製造後1〜2週間) | 表面はやわらか、中は弾力あり | ミルキー、さっぱり、酸味あり |
| 中間(3〜4週間) | 全体的にやわらかくなってくる | コク増す、きのこ香、クリーミー |
| 完熟(5週間以上) | 中までとろとろ | 濃厚、アンモニア香、深いコク |
初心者の方は若め〜中間くらいが食べやすいですよ。完熟の強い風味が好きになったら、もう立派な白カビチーズ通です!
ウォッシュタイプとの違いは?
柔らかいチーズの代表として、よく混同されるのがウォッシュタイプです。簡単に違いをまとめると——
- 白カビタイプ:表面に白カビ。においは比較的おだやか。クリーミーで食べやすい
- ウォッシュタイプ:塩水やお酒で表面を洗いながら熟成。表皮はオレンジ〜茶色。においが強め(「臭いチーズ」の代表)
チーズの個性の強さで言えば、白カビ < ウォッシュの順番。チーズ初心者さんはまず白カビから始めるのがおすすめです。
乳種による味わいの違い
白カビチーズは使う乳の種類によっても風味が大きく変わります。
- 牛乳製:マイルドでミルキー。食べやすくクセが少ない(カマンベール、ブリーなど)
- 山羊乳製(シェーブル):さっぱりした酸味と独特の風味。フレッシュ感が強い
- 羊乳製:コクが深くて甘みが強い。濃厚な味わい
まずは牛乳製から入って、慣れてきたら山羊乳や羊乳の白カビチーズにも挑戦してみてください!
白カビチーズのおすすめ10選を厳選

では本題!チズが厳選した白カビチーズのおすすめ10選を紹介します。初心者向けから通好みの逸品まで、幅広くピックアップしました。
初心者にもおすすめ!食べやすい白カビチーズ3選
チーズをあまり食べたことがない方や、白カビチーズデビューの方はここから始めてみてください。
① カマンベール(国産・量産タイプ)
スーパーやコンビニでも手軽に買えるカマンベール。125g前後の丸い形でおなじみですね。牛乳のやさしいミルク感とほのかな酸味で、食べやすさは白カビチーズ随一。そのままはもちろん、はちみつをかけたり、クラッカーに乗せたりしても美味しいです。まずはここから!
② ブリー(量産タイプ)
カマンベールよりひとまわり大きくて、少し薄いのがブリー。フランス原産で「チーズの女王」とも呼ばれています。クリーミーさはカマンベール以上で、口の中でとろける感覚がたまりません。スーパーでもカットされたものが売っているので試しやすいですよ。
③ ブリヤ・サヴァラン(Brillat-Savarin)
生クリームをたっぷり加えて作るトリプルクリームチーズ。脂肪分がなんと75%以上!口に入れた瞬間、バタークリームのようにとろける濃厚さに驚きます。重厚すぎないか心配な方は少量から試してみてください。一口食べるとやみつきになるはずです。
チーズ好きにはたまらない!中級者向け白カビチーズ4選
白カビチーズを何度か食べたことがある方、もう少し個性のある味に挑戦したい方はこちら。
④ カマンベール・ド・ノルマンディー AOP
これこそ「本物のカマンベール」!フランスのノルマンディー地方で、生乳・手作業で作られるものだけに認められるAOP(原産地呼称保護)チーズです。量産品とは風味の深さが段違いで、きのこや草のような豊かな香りと、濃厚なミルクのコクが広がります。チーズ専門店やデパートで探してみてください。
⑤ ブリー・ド・モー AOP
「チーズの王」とも称されるフランスを代表する白カビチーズ。直径30〜40cmもある大きなホイールで作られます。クリーミーでバターのような風味の中に、ほのかなナッツのような香りが感じられます。カットして販売されているものをぜひ探してみてください。
⑥ ブリー・ド・ムラン AOP
ブリー・ド・モーの兄弟分ですが、味わいはより力強く個性的。熟成が進むにつれてアンモニア臭が出てきますが、これを「美味しい!」と感じられたら本格派の仲間入りです。同じブリーでもモーとムランを食べ比べるのは、白カビチーズ愛好家のお楽しみのひとつです。
⑦ シャウルス AOP(Chaource)
フランス・シャンパーニュ地方生まれの白カビチーズ。円筒形のフォルムが特徴で、若いうちは酸味が強くてフレッシュ、熟成が進むとクリーミーでマッシュルームのような香りが出てきます。シャンパーニュ産なのでもちろん、シャンパンとの相性は最高!ペアリングを楽しみたい方にぜひ。
通を唸らせる!熟成とテロワールを感じる上級者向け3選
白カビチーズをすでに愛してやまない本格派の方へ。個性豊かな逸品を紹介します。
⑧ ヌーシャテル AOP(Neufchâtel)
ハート型のフォルムがキュートなフランス・ノルマンディー産の白カビチーズ。カマンベールよりも少し塩気が強く、ドライな食感が特徴です。表皮に独特のビロードのような白カビが生え、内側は緻密でしっかりとした組織。バレンタインやギフトにも喜ばれる見た目の可愛らしさも魅力です。
⑨ クーロミエ(Coulommiers)
カマンベールの原型と言われることもある古いフランスのチーズ。ブリーと同じセーヌ=エ=マルヌ県で作られ、ブリーとカマンベールの中間のような大きさです。フレッシュな状態から熟成まで、長い期間にわたって変化する風味を楽しめます。見かけたらぜひ手に取ってみてください。
⑩ 国産白カビチーズ(北海道産など)
実は日本でも質の高い白カビチーズが作られているって知っていましたか?北海道を中心に、フランスの技術を取り入れながら日本の生乳で作られたチーズが増えています。地元の牧場の個性が出た、日本ならではのテロワールを感じる白カビチーズは、ギフトや自分へのご褒美にもぴったりです。チーズ専門店や産地直送サービスで探してみてください。
なお、チーズの種類や国産チーズの情報については、農林水産省「牛乳・乳製品」のページも参考になりますよ。
白カビチーズの美味しい食べ方とペアリング

せっかく良いチーズを手に入れたのに、食べ方がわからなくてもったいない……なんてことにならないために!白カビチーズを最大限楽しむコツをお伝えします。
食べる前の下準備が大事!常温に戻すコツ
これ、意外とやっていない方が多いんですが、チーズは食べる30分〜1時間前に冷蔵庫から出して常温に戻すのが鉄則です。
冷蔵庫から出したばかりのチーズは、風味が閉じていてもったいない状態。常温に戻すと、香りが開いてとろみが増して、本来の美味しさになります。特に白カビチーズはこの差が大きいので、ぜひ試してみてください。
切り方のコツとしては、ケーキのように扇形にカットするのがおすすめ。こうすることで、表皮と中身のバランスが均等になります。
ワインとのペアリング——何を合わせる?
白カビチーズとワインのペアリングは、産地の近さで考えると失敗しにくいです。
- 白ワイン(シャルドネ系):カマンベールやブリーとの王道の組み合わせ。フルーティーな酸味がチーズの濃厚さをさっぱりさせてくれます
- シャンパン・スパークリング:泡の清涼感がクリーミーな白カビチーズを引き立てます。シャウルス×シャンパンは最強ペアです
- 軽めの赤ワイン(ピノ・ノワール):熟成した白カビチーズとも相性◎。タンニンが少ないものを選びましょう
日本酒・ビールとも合うって知ってた?
チーズ×和のお酒、侮れません!
- 純米吟醸・純米大吟醸:フルーティーな香りと白カビチーズのミルク感が不思議とマッチ。特にカマンベールとの相性が良いです
- クラフトビール(ホワイトエール・セゾン):酵母の香りが白カビチーズと同じ発酵の風味でシンクロします
食べ合わせで広がる!添え物との相性
白カビチーズは添え物との組み合わせでも楽しめます。チズのおすすめはこちら!
- はちみつ:カマンベールにかけるだけで一気に上品なデザート感に。百花蜜やアカシアが特に合います
- バゲット・クラッカー:シンプルに乗せるだけで最高。バゲットは少し温めると香ばしさが増します
- ドライフルーツ・ナッツ:イチジクやクルミとの組み合わせがクラシックで鉄板
- ジャム(イチゴ・いちじく):甘みと塩気のコントラストがたまりません
チーズプレートに並べて、好きな組み合わせを探すのも楽しいですよ!
白カビチーズの保存方法と選び方のコツ

せっかく美味しい白カビチーズを手に入れても、保存を間違えると風味が台無しに。正しい保存法を覚えておきましょう。
冷蔵庫での正しい保存方法
白カビチーズの保存のポイントは「乾燥させないこと」と「においを移さないこと」の2点です。
- 食べ残したチーズはラップで包む(密着させて空気を遮断)
- さらにジップロックなどの密閉袋に入れる
- 冷蔵庫の野菜室(温度が高め=4〜8℃程度)に保存
- 他の食材のにおいが移らないよう、密閉を徹底
開封後は3〜5日以内に食べきるのが理想です。また、白カビチーズの代表格カマンベールの楽しみ方についてはこちら→カマンベールチーズの楽しみ方・食べ方もあわせて読んでみてください。
食べ頃を見極める3つのポイント
白カビチーズの食べ頃は「色・香り・弾力」で判断します。
- 色:表皮が均一な白〜クリーム色になっているのが食べ頃のサイン。黄色がかってきたらかなり熟成が進んだ状態
- 香り:きのこや大地のような香りがふんわり漂うくらいが◎。アンモニアの強いにおいが苦手な方は早めに食べましょう
- 弾力:軽く押したときに弾力があれば若め、ふにゃっとやわらかければ完熟。好みの熟成度を見つけてみてください
よくある質問:白カビは食べていいの?
Q:白いカビの部分は食べられますか?
A:はい、食べられます!白カビの表皮は食用として管理されているもの。一緒に食べることでチーズ全体の風味を楽しめます。ただし好みで取り除いてもOKです。
Q:青カビのようなものが生えてきたら?
A:元々あった白カビ以外の色(青・緑・黒)のカビが生えてきたら、それは雑菌です。その場合は食べないでください。
📝 記事のまとめ
- 白カビチーズの種類は牛・山羊・羊乳など様々。熟成度で風味が大きく変わる
- おすすめ白カビチーズは、初心者にはカマンベール・ブリー、本格派にはAOP品が絶品
- 食べ方のコツは常温に戻すこと。ワイン・日本酒・はちみつとの相性も抜群
- 保存は野菜室でラップ+密閉袋。開封後3〜5日以内に食べきるのが理想
- 白カビの種類とおすすめを知れば、チーズ選びがもっと楽しくなる!
白カビチーズの世界、いかがでしたか?カマンベールだけじゃないその奥深さ、少しでも伝わったら嬉しいです。まずは気になる1本から、ぜひ試してみてください。あなたのとっておきの白カビチーズ、きっと見つかりますよ!
