ブルーチーズって、気になるけど「クセが強そう」「どうやって食べるのが正解なの?」とハードルを感じていませんか。実はちょっとした食べ方のコツを知るだけで、あの独特の風味が一気にごちそうに変わるんです。この記事では、初心者でも失敗しないブルーチーズの食べ方を、基本のコツから、はちみつやフルーツとの絶品の組み合わせ、ワインや料理への広げ方まで、チーズ大好きな目線でまるごと紹介します。読み終わるころには、あなたも今日ブルーチーズを買って帰りたくなっているはずです。
- 食べる15〜30分前に冷蔵庫から出すと、香りと食感がぐっと開く
- 初心者の鉄板は「はちみつをかける」。塩気と甘みでクセがまろやかに
- クリームチーズやバターと混ぜると、苦手な人でも食べやすくなる
- ワイン・フルーツ・ナッツとの相性が抜群で、おつまみにも最高
- あの青い部分は食べられるカビなので、安心して丸ごと楽しめる
おいしいブルーチーズの食べ方!まず知りたい基本
いきなり大きなかたまりをパクッといくと、塩気と刺激にびっくりしてしまうことがあります。でも大丈夫。ブルーチーズはちょっとした下準備と切り方を意識するだけで、驚くほど食べやすくなります。まずは、おいしく味わうための基本のコツから押さえていきましょう。
- 食べる少し前に冷蔵庫から出す
- ケーキのように放射状に切る
- 最初はうすく、少しの量から試す
- 青カビは食べても大丈夫?
食べる少し前に冷蔵庫から出す
冷蔵庫から出したてのブルーチーズは、生地がかたく締まっていて、本来の香りもおとなしいまま。これだとせっかくの魅力が半分も伝わりません。食べる15〜30分前に冷蔵庫から出して、常温に戻してあげてください。室温に戻ると生地がやわらかくなって口どけがよくなり、閉じ込められていた香りがふわっと開きます。同じチーズとは思えないくらい、まろやかでコクのある味わいになりますよ。夏場は出しすぎると傷みやすいので、20分前後を目安にするのがおすすめです。
ケーキのように放射状に切る
ブルーチーズは、外側の皮に近い部分と中心とで、塩気や青カビの入り方が微妙に違います。だから四角くブツ切りにすると、人によって「やたらしょっぱい」「カビが多い」と当たり外れが出てしまうんです。そこでおすすめなのが、中心から外側に向かってケーキのように放射状に切る方法。こうするとどのひと切れにも中心部と外側がバランスよく入るので、味が均一になって最後までおいしく食べられます。やわらかいタイプはナイフがくっつきやすいので、刃を軽く温めるか、糸のように細いカッターを使うときれいに切れます。
最初はうすく、少しの量から試す
「ブルーチーズはちょっと苦手かも」という人ほど、最初の一口の量が多すぎることがよくあります。青カビ特有のピリッとした刺激や塩気は、量が多いほど強く感じるもの。まずはうすくスライスして、少量を舌にのせるところから始めてみてください。少量なら塩気と旨みのバランスがちょうどよく、「あれ、思ったより食べやすい」と感じるはずです。慣れてきたら少しずつ量を増やしたり、後ほど紹介する組み合わせで楽しんだりと、自分のペースで距離を縮めていけば大丈夫です。
青カビは食べても大丈夫?
初めての人がいちばん気になるのが、あの青緑色の模様。「これってカビだよね、食べて平気なの?」と心配になりますよね。結論から言うと、まったく問題ありません。ブルーチーズに使われているのは食用に管理された青カビ(ペニシリウム)で、チーズを発酵・熟成させて、あの独特の風味と旨みを生み出す大切な存在なんです。青カビは内部に大理石のような縞模様をつくりながら、中心から外側へと熟成を進めていきます。もちろん、これはきちんと作られたブルーチーズの話。買ったあとに表面へふわふわと別の色のカビが生えてしまった場合は、それは熟成とは別物なので食べないでくださいね。チーズの分類や青カビタイプの特徴は、一般社団法人日本乳業協会のナチュラルチーズ解説でも詳しく紹介されています。
初心者にもおすすめ!ブルーチーズの食べ方アイデア
基本をおさえたら、いよいよ本番。ここからは、ブルーチーズが「クセになるおいしさ」に変わる組み合わせを紹介します。どれも特別な道具はいらず、スーパーで買えるものばかり。苦手だった人でも「これならいける!」と感動する食べ方を集めました。
- はちみつをかける
- フルーツやドライフルーツと合わせる
- クリームチーズやバターを混ぜてマイルドに
- クラッカーやバゲットにのせる
- サラダやディップに使う
はちみつをかける
迷ったらまずこれ、というくらいの鉄板の組み合わせがはちみつです。うすく切ったブルーチーズに、お好みの量のはちみつをとろりとかけるだけ。たったこれだけで、青カビの塩気と刺激がはちみつの甘さに包まれて、驚くほどまろやかになります。しょっぱさと甘さが交互にくる「甘じょっぱい」感覚は、一度味わうとクセになりますよ。アカシアなどクセの少ないはちみつでも、香りの強い百花蜜でもおいしく決まります。苦手意識がある人の最初の一歩として、いちばんおすすめしたい食べ方です。
フルーツやドライフルーツと合わせる
はちみつと同じ理屈で、フルーツの甘酸っぱさもブルーチーズと相性抜群です。よく熟した洋梨・いちじく・ぶどう・柿などをひと口大に切って、チーズと一緒に口に運んでみてください。みずみずしい甘さが塩気をやわらげ、果物の香りとチーズのコクが重なって、ぐっと上品な味わいになります。生のフルーツがないときは、ドライいちじくやレーズン、ドライアプリコットなどのドライフルーツでも代用OK。凝縮した甘みがチーズに負けないので、こちらもおつまみにぴったりです。クラッカーにフルーツとチーズをのせれば、それだけでおしゃれな一皿になります。
クリームチーズやバターを混ぜてマイルドに
「もっとクセを抑えて食べたい」という人に試してほしいのが、クリームチーズや無塩バターと混ぜる方法です。やわらかくしたブルーチーズに、同じくらいの量のクリームチーズ(または室温に戻したバター)を加えてなめらかに練り混ぜるだけ。青カビの個性はほどよく残しつつ、全体の塩気と刺激がぐっとマイルドになって、ディップのような感覚で食べられます。バゲットや野菜スティックにつけたり、ベーグルに塗ったりと使い道もいろいろ。ブルーチーズデビューの人でも、これなら無理なくおいしく楽しめます。
クラッカーやバゲットにのせる
ブルーチーズの塩気とコクは、シンプルなクラッカーやバゲットと合わせるだけでもごちそうになります。香ばしいパンのうえに少量をのせれば、生地のやさしい甘みがチーズの刺激を受け止めてくれて、バランスのよいひと口に。軽くトーストしたバゲットにのせて、上からはちみつやくるみを少し足すと、もう立派なワインのおつまみです。パンやクラッカー自体に塩気があるものより、プレーンであっさりしたタイプを選ぶと、チーズの風味がより引き立ちます。
サラダやディップに使う
そのままだと量を食べにくいブルーチーズも、料理に少し混ぜるととたんに使いやすくなります。小さくくずしてサラダに散らせば、いつものグリーンサラダが一気に大人の味に。くるみやはちみつ、りんごを合わせると相性抜群です。また、サワークリームやヨーグルトに少量混ぜれば、濃厚なディップのできあがり。野菜スティックやチップスにつけるだけで、手が止まらないおつまみになります。「主役」ではなく「隠し味」として使うと、苦手な人にも食べやすく、しかも料理がぐっと格上げされますよ。
ブルーチーズの食べ方をお酒・料理でもっと楽しむ
ブルーチーズの魅力にハマってきたら、お酒や加熱料理にも世界を広げてみましょう。実はブルーチーズは、合わせるお酒や調理法で表情がガラッと変わる、とても懐の深いチーズなんです。種類による違いも知っておくと、選ぶ楽しみもぐんと増えますよ。
- 相性のいいワインと合わせる
- 日本酒・焼酎との意外な相性
- 加熱してソースやパスタにする
- 種類で変える楽しみ方
- 自分好みのブルーチーズの食べ方を見つけよう
相性のいいワインと合わせる
ブルーチーズとお酒の組み合わせで、まず外せないのがワインです。とくに相性がいいのは、はちみつのように甘い貴腐ワインやデザートワイン、甘口の白ワイン。塩気と刺激の強いブルーチーズに、とろりとした甘さが寄り添うことで、お互いの個性が引き立て合います。コクのある赤ワインも、濃厚なタイプのブルーチーズとよく合います。「しょっぱいチーズに甘いお酒?」と意外に思うかもしれませんが、これがびっくりするほどハマるんです。本場ヨーロッパでも定番とされている黄金コンビなので、ぜひ一度試してみてください。
日本酒・焼酎との意外な相性
ワインのイメージが強いブルーチーズですが、実は日本酒との相性もかなりのもの。お米由来のふくよかな甘みと旨みが、青カビの塩気をやさしく受け止めてくれます。とくに、こっくりとした旨口や熟成タイプの日本酒と合わせると、思わずうなるおいしさです。さらに、ロックや水割りの焼酎、ウイスキーといった蒸留酒とも好相性。はちみつやドライフルーツを少し添えれば、和でも洋でもいける万能おつまみになります。冷蔵庫にブルーチーズがあるだけで、家飲みの楽しみが一気に広がりますよ。
加熱してソースやパスタにする
そのまま食べるだけがブルーチーズではありません。加熱すると角がとれて、まろやかで濃厚なコクが前面に出てきます。代表格は、生クリームで溶かしてからめるゴルゴンゾーラのパスタ。とろりとしたソースにブルーチーズの旨みが溶け込んで、お店のような一皿が家で簡単に作れます。ほかにも、リゾットやグラタン、ステーキにのせるソース、ピザのトッピングなど、活躍の場はたくさん。加熱用には、マイルドで溶けやすいタイプを選ぶと失敗しにくいです。生のクセが苦手な人ほど、まずは加熱料理から入るのもおすすめですよ。
種類で変える楽しみ方
ひとくちにブルーチーズといっても、種類によって風味の強さや味わいはさまざま。世界的に有名なのが、世界三大ブルーチーズと呼ばれるゴルゴンゾーラ・スティルトン・ロックフォールです。それぞれの個性を知っておくと、自分や家族の好みに合わせて選べるようになります。
| 種類 | 産地 | 風味の特徴 |
|---|---|---|
| ゴルゴンゾーラ | イタリア | 三大の中で一番マイルド。クリーミーで塩気も控えめ。甘口のドルチェは初心者向け |
| スティルトン | イギリス | やや硬めの生地に細かな青カビ。ナッツのような香ばしさがある |
| ロックフォール | フランス | 羊乳製で濃厚。塩気も青カビの風味も強め。通好みの味 |
初めてなら、まずはマイルドなゴルゴンゾーラのドルチェから始めるのが安心。慣れてきたら、香ばしいスティルトン、濃厚なロックフォールへとステップアップしていくと、ブルーチーズの奥深さがどんどん楽しくなります。なお、ゴルゴンゾーラの香りや味わいについては、ゴルゴンゾーラは臭いしまずいの?ブルーチーズとの違いは?の記事でもくわしく紹介しているので、あわせて読んでみてください。
自分好みのブルーチーズの食べ方を見つけよう
ここまで、基本のコツからお酒・料理への広げ方まで、いろいろなブルーチーズの食べ方を紹介してきました。ポイントは、常温に戻して放射状に切ること、そしてはちみつ・フルーツ・クリームチーズといった相棒と合わせて、まろやかに楽しむこと。少量から始めて、ワインや日本酒、加熱料理へと少しずつ世界を広げていけば、苦手だった人もきっと「ブルーチーズっておいしい」と思える日がきます。種類による違いも味わいながら、ぜひあなたのお気に入りの食べ方を見つけてください。
ブルーチーズの食べ方でよくある質問
はい、そのまま食べて大丈夫です。ただし冷蔵庫から出したては香りも食感もかたいので、15〜30分ほど常温に戻し、うすく少量から味わうとおいしく楽しめます。はちみつをひとかけすると、より食べやすくなります。
青緑色の部分は食用の青カビで、ブルーチーズの旨みのもとなので食べられます。白カビタイプの外皮も基本的には食べられますが、気になる場合は外してもOK。ただし、購入後に表面へ生えてきた見慣れない色のカビは熟成とは別物なので、その部分は避けてください。
クリームチーズや無塩バターと混ぜてディップ状にしたり、加熱してゴルゴンゾーラのパスタやソースにすると、青カビのクセがやわらいで格段に食べやすくなります。まずはマイルドなゴルゴンゾーラ・ドルチェを選ぶのもおすすめです。
切り口をラップでぴったり包み、空気に触れないようにして冷蔵庫のチルド室で保存します。においが移りやすいので、密閉容器に入れると安心です。早めに食べきれないときは、小分けにして冷凍し、加熱料理に使うのも便利です。
